2021/02/05 13:15

こんにちは。

the besです。

早速ですが今回は綿の種類についてお話ししたいと思います。

綿には色々な種類があり、様々な産地で育てられています。

生産量の多いところでいうと、インド、中国、アメリカ、エジプト、ブラジルなどの中南米、トルコなどが挙げられます。

ギリシャやスペインでも少量ですが、栽培されています。


綿には銘柄が付いており、中長綿、長綿などのその繊維長によって等級がつけられています。

一番ランクが高いのは超長綿です。

繊維長が35㎜以上のものが超長綿と呼ばれます。

一番メジャーなのはユニ〇ロ様がずーっとやられている、スーピマですね。

お店ではかなり安価で並んでいますが、実際はかなりグレードが高く、良いものです。

たまにお店で触って驚くことがあります。。

個人的には少し生地が薄く、透けやすいので購入には至りませんが、あの価格には毎回驚くばかりです。

ちなみに超長綿と呼ばれるものは地球上で育てられている綿花の5%程度だと言われています。

希少性が高いものなんです。


さて、僕らが使用している生地の糸ですが

インド超長綿の≪Suvin≫とエジプト綿の≪GIZA≫を掛け合わせたものとです。

繊維長とは別に、繊維の細さというものも重要になってきます。

1本の糸を作るには構成上必要な繊維の本数というものが出てきます。

Suvinは特に繊維が細い(スーピマが約4μ、Suvinが約3μ)のでスーピマと比べ1本の中にSuvinは多くの繊維でできている

ということになります。

そのため、撚りが少なくても糸を構成することが可能となります。

撚りが少ないほうが柔らかい糸になりますからね。


ここからは長年、生地を触り続けてきた僕の主観+αになります。

Suvinは天然の油分が豊富で光沢があり、独特のぬめりを持つ世界最高峰の原料です。

GIZAも油分が多く光沢があり、適度なハリコシを持つ高級原綿です。

この2つを混ぜることにより光沢があり、滑らかながらハリのある上質な生地となります。


紡績方法は現在、様々な方法がありますが、この糸はコンパクトスピニングと呼ばれる紡績方法を採用しております。

簡単に言えば、空圧で糸の周りの毛羽を入れ込む方法です。

そのため毛羽が少なく、より光沢を持ち、毛羽立ちにくい生地となります。

糸の加工やそれにより生まれる光沢に関してはTシャツ素材①で詳しく書いてありますので

お時間あれば是非一度読んでみてください。



次回は編立に関してお話していきたいと思います‼


お読みいただき、ありがとうございました‼