2022/01/05 17:22
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
来ましたね!!2022年!!
早いものでthe besを立ち上げてからあと少しで1年を迎えます。
お陰様で色々な方に商品を手に取っていただき、またレビューも頂けたりして嬉しい限りです。
もっともっと色々な方に手に取っていただき、喜んでいただきたいので今年も頑張りますよ!!
さて、早速ですが今回はプルオーバーの説明です。
作りこんでますよー!!
まずは糸からです!!
言わずと知れた世界最高峰の綿花であるスビン<Suvin>を使用しております。
この細番手のスビンを多本撚りした糸を使用しています。
Tシャツのプロダクトの所でも語っておりますが、この多本撚りというのがミソ。
綿糸はどうしても合繊とは違い、綿繊維をコーミングして繊維の方向性を整え、撚りをかけて引き延ばして糸を作っているので
どんな糸でも少なからず若干の凹凸のようなフシがあります。
細番手の糸を多本撚りすることにより、糸のフシが均一化され、より滑らかな糸となるのです!!
それによってナチュラルな光沢が生まれ、また上質ながらタフな糸となります。
また紡績方法はコンパクトスピニングを採用しています。
コンパクトスピニングとは紡績時、糸の表面の毛羽を風圧を使い押し込める紡績方法です。
通常の紡績(リング紡績)に比べ毛羽が少なく、クリアな光沢が生まれます。
要約すると、毛羽立ちにくく、光沢がありながらもタフな糸です!!
そいうえばこの画像も貼っておきます。
あまり見たことが無い方も多いと思いますので。

少し画素が荒いので分りにくいですが、これはスライバーと呼ばれるものです。
このスライバーに撚りをかけて引き伸ばし糸にします。
上が今回使用しているスビンのスライバーで、下がスーピマ混のスライバーです。
スビンの方が綺麗なのが分るかと思います。
もちろん下のスーピマ混の糸をとても良い糸ですよ。
それと比較しても綺麗でしなやかなのがわかりますねー。
スライバーを引き延ばして糸にするので、もちろんスライバーの特性はそのまま糸に引き継がれます。
もうゾクゾクしますね笑
さてお次は編立です。
丸編み産地である和歌山県で編んでおります。
編機は18Gを使用しています。
オーソドックスな編機ですが、番手的には少し無理してますね。。
度目も詰めて編んでいるので、良い肉感になっています。
裏毛は表糸、中糸、裏糸と3本の糸で構成されています。
今回プルオーバーに使用している生地の糸は
表糸、中糸にスビンコンパクトを使用しています。
裏糸にはコーマ―糸の双糸を使用しています。
裏糸が双糸っていうのもあまり無いですね。単糸が多いです。
双糸を方が単糸に比べ綺麗で、毛羽立ちにくく、劣化に強いです。
長く着続けてもらいたいので双糸を使用しています!!
染色に関しては愛知県で染めてます。
こちらももちろん産地ですね。
今回は通常の染色だけでなく、特殊加工を施しています。
シルケット+αの加工になりますね。
この加工により、もっと生地に光沢とハリが生まれます。
シルケット加工だけだと生地の肉感的に固くなり過ぎてしまうので+αの特殊加工を施すことにより
固くなり過ぎてしまうことを防いでいます。
※シルケット加工を施すと衣類の毛羽やほこりがどうしても服にくっつきやすくなってしまいます。
日々の着用や洗濯により軽減します。

製品は宮城県で縫って頂いてます。
形に関してはストンと落ちるようなボックス型のシルエットです。
袖はラグランスリーブとなっているので、動かしやすくストレスの少ない仕様となっています。
衿のリブは少し短めです。
コーディネートの邪魔になることのない、究極のシンプルです。
重さは約15オンス。
上質なのに、非常にタフな一着になっています。


光沢があって上質で、なおかつタフ!!
大人のプルオーバーな感じです。
着回しがかなりききますよ!!
是非手に取って見てください!!
今回も長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます!!
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